住宅オーナー向けアプリを約6年ぶりに全面刷新 約220件の課題を見直し「住まいのかかりつけアプリ」へ
約1年かけて利用体験から開発基盤まで再設計
AIも活用し、住宅購入後も長くつながる顧客体験を目指す
株式会社不動産SHOPナカジツ(以下「ナカジツ」)は、住宅をご購入・リフォームされたお客様、ならびに住宅を売却されるお客様向け専用アプリ「Nakajitsu Premium Members」を約6年ぶりに全面リニューアルし、2026年9月23日より段階的に提供を開始しました。9月29日までに全対象ユーザーへの配信を予定しています。
「Nakajitsu Premium Members」は、施工状況の確認や定期点検の手続き、媒介報告(売却物件に対する販売活動の報告)、各種お知らせの受信など、住まいに関する情報を確認できるアプリです。
今回のリニューアルでは、デザインや機能を新しくするだけでなく、「住宅購入後もお客様との接点を持ち続けるために、どのようなアプリであるべきか」という役割そのものから見直しました。
約1年をかけて利用者の行動や実際の業務フローを整理し、開発過程で生じたものを含め約220件の課題・改善点に対応。住まいについて困ったときに「まずこのアプリを開いてみよう」と思っていただける「住まいのかかりつけアプリ」を目指し、利用体験から開発基盤まで再設計しました。
約6年間の運用で見えてきた、住宅オーナー向けアプリの課題
従来のアプリは、約6年前の提供開始以降、必要に応じて機能を追加しながら運用してきました。
一方で、機能や情報が増えるにつれて、「目的の情報がどこにあるのか分かりにくい」「次に何をすればよいのか分かりにくい」といった課題も生まれていました。
例えば、住宅設備の取扱説明書を確認する際にも、物件を選択したうえで複数の画面を移動する必要があり、目的の情報へたどり着くまでに5〜6ステップを要する場合がありました。
アプリストアにも分かりにくさを指摘する声が寄せられていたほか、開発担当者自身も実際にアプリを使用する中で、操作性や情報の見せ方に課題を感じていました。
提供開始当時は社内にもアプリ開発の知見が十分に蓄積されておらず、必要な機能をその都度追加する形で成長してきたことで、アプリ全体としての利用者の動線や機能同士のつながりが分かりにくくなっていたことも課題の一つでした。
そこで今回は部分的な改修ではなく、「誰が、どのような場面で、何のために使うのか」というところから、アプリ全体を見直すことにしました。
約220件の課題と向き合い、利用者の行動を一から設計
リニューアルにあたっては、利用者がアプリ内でどのように行動するのかを示すユーザーフローを洗い出しました。
施工レポート、定期点検、取扱説明書など一つひとつの機能について、「誰が使うのか」「どのタイミングで使うのか」「次にどのような行動につなげたいのか」を改めて整理。
開発過程では約220件の課題を管理し、重要度や対応方針、担当者を定めながら一つずつ改善を進めました。
また、アプリには新築、リフォーム、施工管理、メンテナンス、調達など複数の部門が関係します。
実際の業務とアプリ上の体験にずれが生じないよう各部署とのすり合わせを重ね、業務上のルールそのものを見直しながら、利用者にとって分かりやすい流れを設計しました。
「次に何をすればよいか」が分かるアプリへ
今回のリニューアルでは、単に機能を増やすのではなく、利用者が迷わず必要な情報へたどり着き、次の行動に進めることを重視しています。
新たに、必要な手続きや確認事項をホーム画面上で確認できる「タスク機能」を追加。これまで個別のお知らせなどを確認しなければ分かりにくかった「次にやること」を、アプリを開いた段階で確認できるようにしました。
また、従来は複数の画面を経由していた取扱説明書についても、「設備から探す」「困りごとから探す」といった利用者の状況を起点とした構成へ見直しています。
そのほか、必要な情報へスムーズにたどり着ける利用体験を目指し、以下の改善を行いました。
- ・施工レポートや定期点検など主要機能への導線を再設計
- ・新規会員登録からオーナー番号連携までの流れを改善
- ・契約内容に応じて必要な情報を表示する仕組みを見直し
- ・「よくある質問」など、住まいの困りごとに対応する情報を拡充
- ・ロゴ、イラスト、アイコンなどビジュアルデザインを刷新
AIも活用。人が「何をつくるか」を決め、開発工程を効率化
今回のリニューアルでは、利用者が触れる画面だけでなく、今後もアプリを継続的に改善していくための開発基盤も見直しました。
従来は社内の開発部門で主に使用しているものとは異なる技術基盤で開発されていたため、改修に携われる人材が限られることも課題となっていました。
今回、社内の標準的な開発環境へ近づけることで、特定の担当者だけに依存せず、複数の開発者が継続的な改善に携われる体制を整えています。
さらに、開発工程の一部ではAIも活用しました。
「利用者にどのような体験を届けたいのか」「どのような機能が必要なのか」といった要件や設計は人が判断し、それに基づくコード作成やレビュー、不具合・確認漏れのチェックなどをAIが支援。
開発の最初と最後は人が責任を持ち、その間の作業をAIで効率化することで、開発スピードと品質の両立を図っています。
機能を増やすことではなく、「住まいのかかりつけ」であり続けること
AIの活用などにより、今後は従来よりも機能追加や改修を行いやすい開発環境となります。
一方で、ナカジツが重視しているのは、追加できる機能をすべて取り入れることではありません。
今回のリニューアルを機に、「このアプリを通じてお客様にどのような価値を届けるのか」というプロダクトの方針を改めて整理しました。
住宅購入やリフォームは、お客様にとってゴールではなく、その後長く続く暮らしのスタートです。
定期点検やメンテナンス、補修、リフォーム、将来的な売却など、住宅購入後にも住まいに関するさまざまな出来事が生まれます。
そうしたときに、インターネットで解決方法を探す前に、「まずナカジツのアプリを開いてみよう」と思っていただけること。
そして、住宅を購入いただいた後も、お客様とナカジツが長くつながり続けられること。
今回のリニューアルは、そのための土台づくりです。
今後も利用者から寄せられる声や利用状況をもとに改善を重ね、暮らしの中で住まいについて困ったときに頼っていただける「住まいのかかりつけアプリ」を目指してまいります。
※本アプリは2026年9月23日より段階的に提供を開始し、9月29日までに全対象ユーザーへの配信を予定しています。
■アプリ概要
アプリ名:Nakajitsu Premium Members(ナカジツ プレミアム メンバーズ)
対象:不動産SHOPナカジツにて住宅のご購入・リフォーム・売却をご契約いただいたオーナー様
主な機能:施工レポート確認、竣工検査、定期点検予約・確認、よくある質問(Q&A)、各種お知らせ配信 ほか
利用料:無料
対応OS:iOS/Android
ダウンロード:App Store/Google Playからダウンロード可能
■会社情報
愛知県・福岡県・千葉県・静岡県・熊本県・埼玉県・岐阜県・東京都・神奈川県に45の直営店を展開する愛知県最大級の不動産会社。不動産売買仲介事業(おうち探し館!)を中心に、新築住宅事業(Asobi-創家(スミカ))、リノベーション事業(Asobi-リノベ)、収益不動産売買事業(Hugkum)などを幅広く手掛け、窓口1つでご相談いただける「ワンストップサービス」を展開する。近年は、グループ会社で人材紹介事業や人事コンサルティング事業にも新規展開。